MULTI HAMMER 製作vol.2
細かな調整や見直しを繰り返していく
(株)Unity 日越
試作No.3では、頭の部分が軽すぎて、ハンマーとして使うには力が必要になりそうだったので、次の時は、もっと重たい設計へ改良しました。
背面の鉈の部分は、薪を割りやすくするために形状をくさび形状にしたり。それと、持ち手部分を持ちやすくしたいと思って、平らに尖らせてみました。
これは逆に持ちにくかったので却下しましたけどね。(試作No.4)
(株)Unity 日越
ペグを引っ掛ける腕の角度と首部分の幅、長さとか、角度とか、ヘッド部分の大きさも微調整していきました。
上田製作所 上田
見栄えとして子供向けにどうかなと思って、目や口などをつけてはみたが、微妙なので却下したりしましたね。
(株)Unity 日越
そうそう。あとは強度も不安で、首の幅を増やしたりとか。ひとつずつ、図面を描いて、試作模型を作って改良していきました。
で、この形で実際の重さはどんなもんになるかなぁとか。木材では限界があったので、上田さんに鉄模型を作ってもらったりしてね。
上田製作所 上田
そうなんですよ。うちで鉄を削り出して試作を作ってみて、重さも大体イメージできて。
こうして木材と鉄で試作を作ること10パターン以上。
少しづつ、思い描いていた機能性、形に出来上がっていきます。
そうなったところで、量産方法などを考える段階へ。
形のイメージができたら、量産を考えて。
(株)Unity 日越
ここまできた段階で、じゃあ実際に販売するために(量産するには)
どういう作り方がいいのかを考えなあかんくなってね。
上田製作所 上田
うちで試作を作ってみて、やっぱりこの形だと削り出しや鉄を叩いて圧をかけてく「鍛造」では、量産が難しいなってなったんです。
そこで、鉄を型に流し込んでつくる「鋳造」をお願いできるところを探して、「松栄金属」さんってところに相談に行きましょう。て話が進みました。
(株)Unity 日越
このハンマーは、今までのコンロやラックのようにはいかないなという感じで、ここからはちょっとドキドキしましたね。
次回、いよいよ鋳造試作へ。
第一弾の試作の出来は…?
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